【書評 バカとつき合うな】好きに生きてれば、何者でなくてもよい



最近、カフェと本屋が融合しているお店って割とありますよね。

昨日は覆面調査員の調査で行ったのですが、こちら↓の本を読んで結構面白かったのでレビューしたいと思います。

 

 

 

【オススメ度 ★★★★★】

読みやすくて2時間ぐらいで読めました。

よくまとまっているので、要点も把握しやすいです。

 

【おすすめしたい人 閉塞感がある人、人目が気になる人】

現状を変えたい人、やりたいことがあるのに人目が気になってできない人、いろいろ手を出しすぎてまとまりがない人におすすめだと思います。

 

キングコングの西野さんてそんなに炎上してるの?

えーと、ブログを書いていてなんなんですけど、あんまりネット事情に詳しくありません。

なので、西野さんがすごい炎上しているのってうっすらとしか知らなかったです。

ただ、本の中でよく炎上していることを何度も書いているので、どちらかというと炎上してくれて万歳!なのかもしれませんね。

ベクトルは違えど、人の感情を動かせるというのは才能です。

あと写真で落ち着いて見ると結構イケメンですね。

 

今回一番得したフレーズは堀江さんの「矛盾を説明しなくてもいい」

私は結構自分が言っている事に対して矛盾をなくそうと思うタイプなのですが

根底に「周りからいい人に見られたい」という思いがあると思います。

堀江さんは矛盾を説明する時間が無駄なのでしないそうです。

この本の中でも堀江さんは矛盾だらけです。

例えば「死」を意識しないで生きたいと思いながら、健康に気を付けて生活をしていることで誰よりも「死」を意識しているところとか。

 

だけど、周りが「矛盾」だって思おうが思わなかろうが、堀江さんにはどちらでもいいのです。

なぜなら「自分がやりたいことができればそれでいい」という大原則があるから。

 

同様に西野さんの「一貫性がなくてもいい」も良かった

「専業じゃないから、〇〇円稼いでいないからプロじゃないという意見は気にしなくて良い」ということ。

これも、周りの評価を気にしていると気になるのでしょうね。

 

私の場合、すべては「結局合算していくら儲けたのか?」が重要なので、別にプロ覆面調査員になりたいとも思わないし、プロブロガーでなくてもいいのですが、(本業はプロIT技術者だけどね)日本人て真面目なんですかね〜。

「やるからにはプロを目指す」って思いがちなんですよね。

私もヨガとかちょっとやるとすぐに「イントラの資格取ろうかな」とか考えちゃうし。

 

だけど、専業で仕事をしていく方が、はるかにリスクも高いし難しいということ。

私もブログで成果が出て、もしも勤めてる会社にブログスキルを活かした仕事を頼まれたら、会社員としてじゃなくて、個人事業主として新しく契約してもらいたいと思っています。

 

自分のスキルを自分で管理するって憧れますね。

 

みうらじゅんの「自分なくし」に共感(笑)

ちょろっと紹介されただけなんだけど、「自分探し」の対義語で「自分なくし」って言葉が出てきますが最高に面白い。

要は、自分探しで見つけた自分は偽りだけど、もともと自分ってそこにいるからむしろ余分なプライドとか自意識とかなくしていこうぜ!っていう考え方。

 

個性が大事とか言われすぎなんだよね。誰もが何か肩書きを持っていないとダメみたいな。そんで、「肩書きを持つのには〇〇っていう条件をクリアしていないと世間には認められねーよ」って言われちゃうと、じゃあそれに沿って頑張るしかないじゃんってなる。

 

結局「肩書き、なし!終わり!でも、好きなことやってそこそこ稼いでます」

ってのが最強だよ、っていうことをこの本は伝えたいのかなと思いました。

形式とか気にしすぎてやりたいことをしないのはダメだよと。

あと、別に背水の陣でこれしかないって自分を追い詰める必要もないよと。

 

人の才能や興味なんて複数あるのが当たり前だし、それぞれ最適な形でマネタイズできたり発表できる世の中になるといいですね!

自分は会社員に適性はあるけどユルめの会社じゃないとダメなタイプなので、こういう世の中になってくれるのはありがたいです。